マリオット系列のホテルがストライキ。その影響は？
先週からニュースになっているアメリカ本土でも発生中のマリオット系列ホテルでのストライキについてです。
1.なぜストライキ？求めるものは何か？
ストライキの始まりは10月8日(月)。賃金のアップや福利厚生の改善を従業員側が求めましたがホテル側と合意できなかった為に、ストライキが始まりました。皆さんも知っている通りハワイで生活するには、日本で生活する何倍もお金がかかります。
One job should be enoughと書かれたプラカードを下げ一つの仕事で生活ができるようにして欲しいというのが従業員の願いです。
ハワイ現地のニュースでは、ホノルル市内では4人世帯で年収が約1000万円以下で低所得者層に該当され、1人世帯では年収約437万円以下、4人世帯では約624万円以下で貧困者層に該当すると報道されていました。
低所得者層は年収300万円以下と日本では定義されることが多いですが、そう考えるとやはりハワイに住むのにはお金がかかりそうですね。家賃を含め物価全般が高いハワイでは、ホテルの仕事に限らず多くの人が仕事を掛け持ち二つ以上の仕事をしているのが現状です。
2.ストライキが起きているホテル
ストライキが起きているのはシェラトンワイキキをはじめマリオット系列の5つ星ホテルになります。UNITE HERE Local 5という労働組合所属の9割以上の２７００人がストライキをしています。
・シェラトン プリンセス カイウラニ
・シェラトン マウイ
・ロイヤルハワイアンホテル
・モアナ サーフライダー
3.ストライキの影響は？
赤いTシャツを着てプラカードを下げた従業員が交代でホテルの周りの道を昼夜に渡って周回しています。物騒で物ものしいストライキではないので危険は感じませんが、音をあげたり拡声器で声を発しているので多少騒がしいです。
SNSでは「#1job」「#unitehere」「#marriottstrike」というハッシュタグがつけられストライキの様子が投稿されています。
該当ホテルではチェックインができなかったり、レストランが営業していなかったりしています。日本人観光客にもとても人気のホテルなので期間中に滞在する人も多そうですね。該当ホテルはどこも完全なハウスキーピングは行っておらず、ごみ捨てやタオル交換、アメニティの補充なども自分で行う必要なホテルもあるようです
ホテルのレストランにも影響が出ており、ロイヤルハワイアンではマタイバーが、シェラトンワイキキでは、ラムファイヤーが営業を停止しています。他のホテルでもほとんどがレストランの営業はしていないようです。
4.ストライキはいつまで？
ハワイだけでなくアメリカ本土でも発生しているこのマリオット系列ホテルでのストライキは、数週間の間に決着がつくと予想されているので、もう少し時間はかかりそうですね。他のホテルにも労働組合はあるので、今までも抗議している人たちも近いうちにストライキがある可能性もありますね。
ALOHA!LIA編集長のYUINAです。ハワイとビーチライフスタイルを愛する全ての人のWEBマガジンを運営しています。世界中旅している20代女子が教えるおすすめハワイ最新情報が盛りだくさん。幼い頃からハワイの環境に触れて育ち、数え切れない程ハワイへ通っている私が、独自の視点でハワイの魅力を様々な角度から情報発信し、リアルなハワイをお届けします。
