マリオット系列のホテルのストライキが終結。従業員の主張はどうなったのか。
連日ニュースになっていたマリオット系列ホテルで行われたストライキについてです。アメリカ本土でも発生していて、2回に渡って記事にまとめましたが今回そのストライキが終わりを迎えました。前回の記事はこちらから↓
【ハワイのホテルでストライキ!その影響は?】
【ハワイのストライキ続報!サンクスビギニングはどうなった?】
1.ストライキで求めているものは何か?
ストライキの始まりは10月8日(月)。賃金のアップや福利厚生の改善を従業員側が求めましたがホテル側と合意できなかった為に、ストライキが始まりました。皆さんも知っている通りハワイで生活するには、日本で生活する何倍もお金がかかります。One job should be enoughと書かれたプラカードを下げ一つの仕事で生活ができるようにして欲しいというのが従業員の願いでした。
2.ストライキに進展
11月27日、ホテル従業員所属の労働組合ローカル5とホテル側で新たな契約が合意に至りました。合意内容について従業員による投票を行い99.6%の従業員が新しい契約内容に賛成、ストライキが終わりを迎えました。
3.11月29日から仕事を再開
51日間、騒然としていたハワイの街はストライキの声がやみ、徐々に該当ホテルが通常営業を再開し始めました。29日から30日の間でレストランやショップも通常通りの営業に戻っていると思います。12月も始まりハワイに行かれる方は、心配であればホテルに直接問い合わせてみてください。
4.合意した新たな契約内容
労働組合とホテル側の交渉は深夜まで15時間近く行われたそうです。具体的な数字でお話しすると労働組合は当初、時給の3ドルの昇給を求めていました。新たな契約内容がこちらです。
・チップを受け取らない仕事内容の従業員:1.93ドルUP ※賃金手当含む
・チップを受け取る仕事内容の従業員:0.75ドルUP ※賃金手当含む
・ベルマン:時給1.12ドルUP
そして後ろ4年間で給与+手当の総額が、現在より1時間あたりで6.13ドルUPに引き上げられました。この契約内容は今年の7月1日に遡って適用されるようです。毎年昇給していき4年後には6.13ドル上がるということですね。
今回賃金の引き上げを勝ち取ったわけですが、ハワイはみるみる物価が高騰しているので4年後の契約更新の際にはまたストライキが起こるかもしれないと関係者の人は話していました。
また労働組合の代表は、「素晴らしい契約である。とても困難な交渉だったが、その価値がある素晴らしい契約を結ぶことができて嬉しい」とコメントがありました。
3.まとめ
1年のなかで忙しい時期の12月前にストライキが終わって良かったですね。これで安心してマリオット系列のホテルにも泊まれそうです。ここ2ヶ月弱でハワイに来られた方々は少し気の毒でしたがハワイへのイメージを悪くせずぜひまた遊びに来て欲しいですね。
ALOHA!LIA編集長のYUINAです。ハワイとビーチライフスタイルを愛する全ての人のWEBマガジンを運営しています。世界中旅している20代女子が教えるおすすめハワイ最新情報が盛りだくさん。幼い頃からハワイの環境に触れて育ち、数え切れない程ハワイへ通っている私が、独自の視点でハワイの魅力を様々な角度から情報発信し、リアルなハワイをお届けします。